最近、就活の選考で増えてきているのがこの「グループディスカッション」。GDやグルディスと略されることも。
「いろんなテーマがあって対策や進め方がわからない!」と不安に思っている就活生も多いと思います。
そこで今回は、グループディスカッションを5つのタイプにわけ、タイプ別によく出るテーマ30選をご紹介します。
グループディスカッションとは?
まずはじめに、グループディスカッションについて説明します。
グループディスカッションとは、数人でグループになり、与えられたテーマに沿って議論し、グループとしての結論を出すという選考方法です。
会社でいう「会議」や「ミーティング」を想定しています。
企業によっては、結論をグループごとに発表する場合も多くあります。
テーマは、身近なものから企業のサービスに関わるものまでさまざまあります。
面接と大きく違うところは、面接官に対して直接PRをすることはできず、議論や発表の様子を通して、PRをする必要があるところです。
グループディスカッションの5つのタイプ
一言にグループディスカッションといっても、実は様々なタイプが存在します。
今回は、グループディスカッションを大きく以下の5つのタイプに分けました。
②課題解決タイプ:与えられた課題に対して解決策を考える
③解決策選択タイプ:複数の選択肢から議論を経て一つを選び出す
④ディベートタイプ:賛否がわかれるテーマについて、2つのグループに分かれて議論をする
⑤資料読み取りタイプ:与えられた資料を読み取り、解決策を提示する
パターンによって議論の進め方や流れが異なることがあり、それぞれのタイプに応じて対策を行う必要があります。
そこで、これからそれぞれのタイプの特徴やよく出るテーマについて説明していきます。
①自由討論タイプ
自由討論タイプは、基本的に答えのない抽象的なテーマについて自由に議論する形式です。
自由討論タイプのグループディスカッションでは、答えの質というよりも、「円滑なコミュニケーションが取れているか」等の議論に取り組む姿勢がポイントになります。
しかし、テーマが抽象的で誰しもが意見を持ちやすいため、それぞれの意見が交錯し、はっきりとした答えが出ずに終わってしまうこともあります。
テーマ例
・AIによってわれわれの生活はどう変化するか
・リーダーに必要なものは何か
・良い社会とはどんな社会か
・理想の社会人とはどんな社会人か
・働くことの意味は何か
・20年後消える職業の中で、最もインパクトのある職業はなにか
②課題解決タイプ
課題解決タイプは、与えられたテーマや問題を解決するための方法を話し合いによって導き出すタイプのグループディスカッションです。
簡単な資料が与えられる場合もあります。
企業によってはその業界・企業に関するテーマの問題もあるので注意してください。
テーマ例
・コンビニの売上を上げるための施策を考えよ
・交通量が多いある都市に関して市が行うべき施策を考えよ
・地球温暖化を解決するには?
・交通量が多いある都市に関して市が行うべき施策を考えよ
・満員電車を減らすためにはどうしたらいいか
・人々の防災意識を高めるアイデアを考える
③解決策選択タイプ
解決策選択タイプは、あらかじめいくつかの選択肢が与えられ、そのどれを選ぶかを議論して、一つの答えを選択するグループディスカッションです。
このタイプでは、グループの意見をいかにまとめられるかが重要になります。
ただし、絶対に多数決はやめましょう。全員が納得する答えをだせるよう、一定の基準を考えることが重要になります。
テーマ例
・嵐のメンバーで採用するなら誰?
・小学校の教科を1つなくすとしたらどれか(国語・算数・社会)
このグループの中で1人だけ合格にするなら誰?
・親友、恋人、お金に優先順位をつけるとしたら?
・首都を移転するならば、名古屋と大阪どちらが良いか?
・このグループの中で1人だけ合格にするなら誰?
・無人島に持っていくとしたらどれか(ライター・水筒・懐中電灯)
・小学校の教科を1つなくすとしたらどれか(国語・算数・社会)
④ディベートタイプ
ディベートタイプは反対と賛成の立場、もしくは自分の立場をはっきりさせたうえでテーマについて議論するグループディスカッションです。
自分で好きな意見を選べることもありますが、面接官にグループを決められる場合もあります。
学生それぞれが異なる立場になる場合は、自分の役割、状況が書かれた資料を渡されるケースが多いです。
テーマ例
・仕事は質か量か
・日本はカジノを導入するべきか
・中小企業と大企業はどちらが良いか
・学歴は必要か否か
・お店の24時間営業はあるべきか
・朝食はご飯とパンどちらが良いか
⑤資料読み取りタイプ
資料読み取りタイプは、与えられた資料を読み解き、解決策を議論するグループディスカッションです。
意見の根拠が資料、または資料から類推された事実に限るという点がポイントです。
事実を基に議論を進めるため、グループディスカッションを始める前に、個人ワークの時間が設けられることもあります。
テーマ例
・新しいレストランの立地に関してA地かB地かを選ぶ
・地域密着牛丼店が投入すべき新商品はA.B.C.3つの内どれか。
・ショッピングセンターのレストランが閉店します。新しい店舗として何を入れるべきでしょうか
・ある街に建てるべき施設はABCのうちどれか
・売上目標を1年以内に達成するため、最適な施策を3つから選べ
・建物の建て替えに際して、3つの選択肢のどれを選択するか
まとめ
今回は、グループディスカッションのタイプ別によく出るテーマ30選を紹介しました。
就活生なら誰しも経験するであろうグループディスカッション。
タイプやテーマをおさえ、きちんと対策してから選考に挑みましょう。