【内定者が教える】OB訪問に最適な時期はいつ?

OB・OG訪問

インターネット上の情報取集だけにとどまらず、OB・OG訪問などを活用して、社会人の先輩のリアルな本音を聞いて就活をする人が増えています。

「OB・OG訪問ってそもそも何?

「OB・OG訪問はいつからスタートしたらいいの?

「気を付けるべきマナーってある?」

など、疑問を抱えている就活生も少なくないでしょう。

そこで今回は、OB・OG訪問をする時期や、メリットについてご紹介します。

そもそもOB訪問って何?

まずは、OB・OG訪問とは何か、という点からご紹介します。

そもそもOB・OGは、自分が所属している大学や組織の卒業生たちを指します。

OB・OG訪問は、すでに企業で働いている社会人の先輩に、仕事の内容や働き方についてを教えてもらう機会です。

ゼミや研究室の先輩、部活・サークルの先輩などを訪問することが多いです。

志望企業に勤めている先輩がいれば、直接連絡をとり、訪問することもできるでしょう。

そして、OB・OG訪問の目的は、志望企業と自分が理想とする社会人像をすり合わせて、入社後のミスマッチを回避することです。

会社説明会で聞ける「事業内容」「会社理念」だけでは、具体的な働き方をイメージしにくい、と感じる人も多いと思います。

OB・OG訪問では、そんな悩みや疑問を、社会人の先輩に直接ぶつけることができるため、納得感をもって面接に臨めるようになります。

また、OB・OG訪問で聞けた話をもとにESや志望動機を考えることで、説得力のある話し方ができるため、面接官にもアピールできるでしょう。

訪問先のツテが無いことを悩んでいる学生は、所属している大学のキャリアセンターなどで、卒業生を紹介してくれる場合もありますので、ぜひ活用してみてください。

OB訪問はいつするもの?

まず、通常のOB・OG訪問のピークはいつか、ご存じでしょうか?

例年、3月1日に各企業の採用サイトがオープンし、本格的な会社説明会や、インターンなどが開始します。

そのため、全国の学生が一斉に就活をスタートする3月の中旬以降などはカ、一気に競争率が高くなります。

OB・OG訪問は、通常本選考の2~3カ月前がピークです。

毎年本選考は、6月スタートとなることが多いため、OB・OG訪問のピークは3月~5月頃になると考えられます。

そのため、できるだけ早めにOB・OG訪問をしておくことをお薦めします。

就活中は、OB・OG訪問以外にも、自己分析や業界・企業研究、適性試験対策、面接練習など、やることが非常にたくさんあります。

就活の本格スタート時に慌てることがないよう、計画的にOB・OG訪問をしていくようにしましょう。

 

先述にも記しましたが、3~5月頃がOB・OG訪問のピークとご説明しましたが、その中でも考慮しておくべきポイントがいくつかあります。

たとえば、多くの企業は3月の中旬以降は年度末のシーズンで業務が立て込むことが多く、OB・OGの時間が限られる可能性が高くなります。

また、4月は年度初めとなり、新入社員の育成が始まるほか、部署移動や組織編成が行われるため、あわただしい時期です。

そのため、訪問依頼を受けても、社会人の先輩の方が多忙で、時間確保できないこともあります。

訪問人数が就活に直接影響するわけではありませんが、自分が志望している企業の先輩に会えなかったり、会う人数が限られてしまうと、OB・OG訪問を有意義に活用することも難しくなります。

他のライバルたちと差をつけるためにも、早い時期から積極的にアポイントを取ってみましょう。

極論を言えば、OB・OG訪問は時期が限定されているイベントではありません。

大学3年生にならなければ訪問できない、といった決まりもありませんので、早め早めに、かつ、継続的に有益な情報を手に入れて、就活を効率的に進めていきましょう。

OB訪問を早めに行う3つのメリット

OB・OG訪問の概要や、おすすめの時期について紹介しました。

ここからは、OB・OG訪問を早めに行う具体的なメリットを3つ、紹介します。

1.丁寧に対応してくれる

先述のとおり、OB・OG訪問のピークは3月~5月頃です。

この頃になると、人気企業に勤める先輩方のもとには就活生からの訪問依頼が何件も届いており、非常に忙しくなっていると考えられます。

このピークよりも前にOB・OG訪問をおこなうことで、先輩により丁寧に対応してもらえることが期待できます。

OB・OG訪問は、企業の担当者1人につき、就活生1人が質疑応答をする形式がよく見られます。

場所はオフラインではカフェや喫茶店などが一般的ですが、最近ではオンラインでも行われる機会が増えています。

学生にとっては社会人とコミュニケーションをとれる貴重な機会ですし、親交が深まればES添削面接の練習を依頼することもできるでしょう。

じっくりと自分のことを知ってもらい、先輩にもサポートしていただけるように、できるだけ早い時期にアポイントを取りましょう。

さらに、OB・OG側としても、多数の就活生の訪問対応をしている時期より、少数の就活生の対応をしているときの方が、印象に残りやすいと言えます。

大学1・2年生の時期など、自分のスケジュールにも余裕があり、先輩の予定を考慮することができるタイミングで、OB・OG訪問をスタートしてみましょう。

先輩が人事担当でない場合でも、早い時期に好印象を残せれば、その後の選考が有利になるかもしれません。

2.OB訪問が成立しやすい

ライバルたちがOB・OG訪問をスタートするピーク期よりも早めにスタートをすることで、OB訪問が成立しやすくなります。

もちろんOB・OGも普段はお仕事をされている社会人です。

年度末や年始、月末など仕事の忙しい時期は、極力避けた方が良いでしょう。

その他にも、OB・OG訪問相手の業界や職種によっても、繁忙期は異なります。

連絡を取る前にしっかりと事前調査を行い、相手の負担となるようなタイミングの連絡は避けるよう注意が必要です。

就活生の相談に乗ることは、先輩にとっても多少のプレッシャーとなることがありますし、時間的にも気持ち的にも、ピーク期を外した方がアポイントも取れやすくなります。

人気企業の先輩は、多くの就活生がOB・OG訪問を依頼するため、ピーク期にはアポイント自体が取れない可能性が高くなります。

OB・OGも毎日学生の対応をしている中で、5人、10人、と対応人数が増えていくと、同じ話を繰り返していくことでモチベーションが下がり、そろそろ断ろうかな、と思ってしまうかもしれません。

ライバル達との時間の奪い合いにならないよう、早めのアポイントを心掛けましょう。

3.多くのOBに出会える

早い時期にOB・OG訪問をスタートすることで、たくさんの社会人に会える可能性も高くなります。

先述の通り、ピーク期には学生側は就活の対策に追われ忙しくなり、OB・OGは学生の対応が増え、アポイントが取りにくくなります。

双方に余裕のある時期に行動を開始することで、訪問できる社会人の数も多くなります。

必ずしもたくさんの社会人に会わなければならない、といった決まりはありませんが、OB・OGにもさまざまな価値観、キャリアを積んだ人がいます。

就活時には、できるだけ広い視野を持ち、さまざまな企業の中から自分に適した仕事を探し出すことが必要です。

たとえば、志望企業を1社1職種だけに絞り、業界・企業研究を極める、という就活生も中にはいるでしょう。

しかしそれは、将来の大きな可能性を狭めてしまうことになりかねません。

入社後のミスマッチを避けるためにも、ぜひじっくりと自己分析を行い、さまざまな業界・職種のなかから自分に合った企業を探してみてください

そしてそのために、特定の人の話だけを聞くのではなく、複数の社会人の話を参考にすることも大切です。

早い時期にOB・OG訪問をすることで、訪問先の先輩だけでなく、同社の他の部署の社員の方や、同業のOB・OGを紹介してくれるかもしれません。

偶発的な紹介が、思ってもみない仕事との出会いにつながるかもしれません。

早い時期からOB・OG訪問を始めることで、学生側から先輩に、ほかの先輩を紹介してあげたい、と思わせる熱意も伝わりやすくなるでしょう。

また、たくさんの社会人に会うことで、面接の予行演習にもなると言えます。

ぜひ、しっかりと準備を進めたうえで、早い時期からアポイントを取ってみてください。

大学1、2年生からでもOB・OG訪問はできるの?

 

先ほどから、早めのスタートが重要、とご紹介していますが、では大学1.2年生もOB・OG訪問をすることはできるのでしょうか?

結論、可能です

就活生に比べ、業界研究や企業分析の精度は低くなるかもしれません。

OB・OG訪問に学年の制限はありませんし、自己分析を進める上でも、早いうちに実際に働いている社会人の話から仕事のイメージを広げることは非常に有効です。

最近ですと、OB・OG訪問に特化したアプリサービスもあるため、誰でも気軽にOB訪問できます。

しかし、社会人の先輩の貴重な時間を割いていることには変わりはありません。

大学1.2年生であっても、訪問の際に失礼の内容、最低限のマナーはしっかり身につけ、事前に質問事項などはまとめておくようにしましょう。

早いうちからOB・OG訪問を行い、社会人の先輩と良好な関係を続けられると良いですね。

就活におけるメンターって何?

よく聞かれる質問として、メンターとは何か?というものがあります。

メンターとは、仕事やキャリアの形成において、身近で継続的に相談に乗ってくれる社会人のことです。

就活対策の支援をしてくれたり、就活生の悩みを解決するための相談に乗ってくれる存在です。

企業では、新入社員のサポートとして、メンター制度を設けているところもあります。

就活で迷った時や悩んだ時に、真っ先に相談できる精神的な支えとして重要な存在であるこのメンターですが、特定のサービスを通じて紹介を受けられることもあれば、OB・OG訪問で出会った社会人の先輩が自発的になってくれることもあります。

信頼できるOB・OGと出会う機会があれば、勇気をだして「メンターになってくれませんか?」と聞いてみるのも良いかもしれません。

まとめ

 

今回は、OB・OG訪問をするべき時期について紹介しました。

訪問をすれば必ず内定がもらえるわけではありませんが、働く社会人から得られる情報はとても貴重なものです。

内定後のミスマッチを避けるためにも、早め早めに準備を開始して、有意義な時間にしましょう。

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