【完全解説!】覚えておきたい就活選考スケジュール!

選考スケジュール

一言で就職活動といっても、「自己分析」、「業界・企業研究」、「説明会参加」、「インターン」、「面接」など、やるべきことや参加するイベントはとても多く、スケジュール管理が大変ですよね。

  • 就活を始めるのにベストな時期って?
  • 就活のスケジュールが複雑でわからない…
  • よく聞く〇〇卒って、どういうこと?

など、疑問を抱えている学生は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、就活の大まかな流れや企業の採用活動スケジュールについて、解説します。

計画的に就活準備を進めて、ライバルたちに差をつけましょう!

就活を始める時期はいつから?

まずは、就活をスタートする時期についてですが、そもそもよく聞く「〇〇卒」とは何かについて、ご説明します。

「24卒」は、2024年3月までに、大学卒業または大学院修了を予定している学生を指します。2022年4月時点で考えた場合、大学3年生または大学院1年生の学生のことです。

では、24卒の学生はいつから就活を始めるべきなのでしょうか?

政府からは、広報活動は3月以降、採用選考活動を6月以降、内定は10月以降とするルールが発表されています。新型コロナウイルスの影響を受けて、スケジュールの変更も検討されていましたが、昨年までの先輩方が行っていた就活のスケジュールと基本的な流れや日程感は変わらず現状維持となっています。

そのため、24卒の学生は、2022年の間はインターンシップや自己分析、業界・企業分析などを進めておきましょう。

2023年3月就活の情報が解禁されてから、説明会に参加したり面接対策を始めるなど、就活を本格化させる、というのが大まかなスケジュールです。

「就活のスタート」とは、面接などの本選考がスタートする時期ではありません。
自己分析をはじめ、業界・企業分析や、OB・OG訪問などを経て、自分に合う業界や企業を探し、理解を深めることが就職活動の第一歩です。

2023年3月以降は、就活の本格化で非常に忙しくなることが考えられますので、遅くとも大学3年生/大学院1年生の冬頃までには、就活をスタートすることをおすすめします。

大学3年生/大学院1年生の夏には、多くの企業がサマーインターンシップを開催します。

夏休みを活用して、業界・企業理解を深める貴重な機会ですので、サマーインターンシップが開催される7~8月頃に向けて、6月頃から準備を始めましょう。

なお、中小・ベンチャー企業や、外資系企業などを志望する場合には、一般的なスケジュールでは選考が行われない可能性が高いため、志望企業がある方はこまめな情報収集を心がけましょう。

本選考はいつからスタートするのか

就活をスタートするのにおすすめの時期についてご紹介しましたが、それでは本格的な面接、グループディスカッションなどはいつから始まるのか、ご説明します。

政府が推奨する就活の広報活動や内定を出す時期についてをご紹介しましたが、こちらはあくまで目安となり、実際は各企業や業界によって、さまざまなスケジュールが組まれています。

 

24卒の大まかなスケジュール
2022年夏にサマーインターンシップが開催され、秋~冬には冬季インターンシップが実施される予定

2023年に入ると企業説明会や合同説明会などがスタートし、エントリーシートの受付がスタートします。

2023年3月以降は、経団連が推奨する情報公開時期ですので、大企業や就活サイトが情報をオープンし始めます。

一部の企業では早期に採用面接などがスタートして、この時期に内々定を獲得できる就活生も出てくるでしょう。

 

2023年6月以降は、いよいよ多くの企業で面接などの本選考が実施され、内定・内々定が出始める時期です。

業界や企業によって採用スケジュールはさまざまなので、必ず事前の調査と、最新情報は気に掛けるようにしてください。

 

就活ルールに則る場合は、本選考のスタートは大学4年生/大学院2年生の6月頃です。

「内定後のミスマッチを避けること」「自分に最もマッチした企業に出会うこと」が就活の目的です。

 

内定を獲得できれば終わり、ではなく、その後の社会人生活をしっかりイメージして、後悔を残さないよう、就活に取り組んでください。もちろん企業側も、適性のある学生がすぐに見つかるわけではないため、内定者を出したら採用活動をすぐにストップする、ということはありません。

自社の風土によりフィットする学生がいたり、熱意を持って入社を志してくれる学生との出会いがある可能性もあるため、お互いのために「内々定」という手段をとっています。

これは正式な採用通知に先立った仮約束のようなもので、10月の内定通知開始前に、「あなたにぜひ入社してほしいと思っているが、変更の可能性もあるのでいったん保留にします」という意思表示を意味します。

内々定とは?
法的な拘束力もないため、学生側も内定の承諾をするまでは就活を継続することが可能!

本選考が開始して以降は、企業側も学生側も、慎重に意思決定をする必要があります。ミスマッチを起こさないよう、事前準備は万全にしておきましょう。

本選考解禁前に内定が出ることも!”早期選考”って何?

先ほど、政府主導の就活スケジュールは大まかな目安であるとご説明しましたが、実際に就活が本格解禁されるよりもっと前の時期に、内定が出ている先輩を見たことはないでしょうか?

実は、最近では新卒採用の多くの企業が「早期選考」を実施しています。

通常のスケジュールでは選考の解禁は6月以降のはずが、たとえば選考直結型のインターンシップを前年夏頃から実施していたり、エントリーシートの受付や面接を数か月早く開始する企業もあります。

22卒の年は、約6割の企業が3月より前に選考を開始していた、という実例があります。

また、通常10月以降が推奨されている内定を通知する時期も、約8割6月より前でした。

さらに、一部の企業では年間を通して時期を問わずエントリーを受け付ける「通年採用」を行っていることもあります。

全員が同じスタートラインに立つ必要はありませんので、志望企業が決まったら、採用活動の動向について早期から情報収集しておきましょう。

業界・企業規模別の選考スケジュール

それでは、具体的に業界・企業別の採用スケジュールはどうなるのか、大まかに5つのパターンに分けて、ポイントを解説します。

志望業界、志望企業はどんな選考スケジュールになるのか、イメージしておきましょう。

経団連に加盟している主な企業

経団連に加盟している企業は日経・外資ともに大手企業が多く、「採用選考指針」に従って就活スケジュールを定めています。

イメージは下記のとおりです。

  • 大学3年6月~大学3年2月…夏季・冬季インターンシップ開催
  • 大学3年3月~大学4年5月…企業説明会、合同説明会開催、エントリーシート受付開始
  • 大学4年6月~大学4年8月…本選考開始、内々定
  • 大学4年10月以降…内定、内定式

早期選考を行う企業も最近では非常に多く、各ステップが前倒して行われることがあります。

また、たびたびお伝えしている通り、上記はあくまで目安のスケジュールです。

夏季・冬季のインターンシップが選考直結型だったり、参加した学生に企業のリクルーターがつくこともあります。

その場合、Webテスト受検や、エントリーシートの提出が大学3年生の早い時期から必要となる可能性もあるため、早期内定の獲得を目指す学生は、大学3年生の夏から動き始めることをお薦めします。

経団連に加盟している企業の例としては、キリンホールディングスや野村證券、みずほ銀行、三菱商事などがあてはまります。

志望企業が経団連に加盟しているか、どのようなスケジュールで採用活動を行うのかは、採用サイトなどでしっかりチェックしてください。

経団連に非加盟の企業

経団連に加盟していない企業は、スケジュールのルールなどが定められていないため、早期から選考がスタートすることが多く、注意しなければなりません。

下記がおおまかなスケジュールです。

  • 大学3年6月~大学3年2月…夏季・冬季インターンシップ開催
  • 大学3年2月~大学4年8月…本選考開始、内々定
  • 大学4年10月以降…内定、内定式

経団連に非加盟の企業の例としては、楽天、GMOホールディングス、サイバーエージェントのようなメガベンチャーや、中小企業などがあてはまります。

選考直結型インターン通年採用を行っている企業なども多く、理由としては大企業の選考が始まる前、または終わる頃に、優秀な学生を獲得するためです。

大手企業と比較して、インターンや座談会イベントなどの機会も多いため、積極的に参加して実際に働いている社会人の方との接触機会を増やすことをお薦めします。

早いタイミングで、志望企業の先輩と話したり、インターンを経験することで、業界・企業理解が深まりますし、その後の就活に役立つ情報が得られるでしょう。

外資系企業

外資系企業の就活は日系企業と比較して、かなり早くスタートします。

下記がスケジュールのイメージです。

  • 大学3年6月~大学3年9月…インターンシップ開催
  • 大学3年10月~大学4年11月…本選考開始、内々定
  • 大学3年11月~大学3年12月…内定

外資系企業は、大学3年の10月前後から選考がスタートするところが多く、早ければ年内に内定が出ます。そのため、外資系志望の学生は、大学3年生の4月からすぐに自己分析、業界・企業研究を始めましょう。

また、英語力が必要となる可能性も高いため、ES・面接の準備も早めにスタートできると安心です。

当てはまる代表的な外資系企業としては、ゴールドマン・サックス、ボストン・コンサルティング、マッキンゼー、グーグルなどが挙げられます。

また、外資系志望の学生が絶対に見逃せないのが、サマーインターンです。外資系企業のサマーインターンは事実上選考の一部とみなされることもあり、インターン中の成果によっては選考をスキップして内定が出ることもあります。

サマーインターンのタイミングを逃してしまった場合、冬季インターンが開催される企業もあるため、企業の最新選考情報は常にチェックしておきましょう。

一部マスコミ業界

一部のマスコミ業界では、他社の選考が始まる前に早期選考を始めたり、大手企業の選考が終了したタイミングで、地方の中小企業が採用活動をスタートすることがあります。

下記のスケジュールを参考にしてください。

  • 大学3年6月~大学3年9月…サマーインターンシップ開催
  • 大学3年11月~大学4年12月…本選考開始、内々定
  • 大学3年12月~大学3年1月…内定

マスコミ業界を志望している就活生の方は、志望企業の採用スケジュールを必ずチェックしてください。

まとめ

今回は、就活の時期や早期選考について、業界別の企業の採用スケジュールについて、解説しました。自分がいつ、どんなことをやるべきか、志望業界の採用スケジュールをイメージしてリストアップしておきましょう。計画的に準備を進めておくことで、落ち着いて本番を迎えられます。

また、人それぞれマッチする業界や企業、職種はさまざまです。周囲の人が早期選考で内定を獲得し始めたとしても、焦る必要はありません。

早期に内定が出たからといって、簡単に就活を終えてしまうのも注意が必要です。入社後にミスマッチが発生しないか、本当にここは自分が自分らしく働ける会社なのか、ということを納得がいくまで考え抜きましょう。

就活では、どの業界・企業を受けるにしても、やるべきことが非常にたくさんあります。早いうちから少しずつ、準備と対策をしておくことが、内定をもらうコツです。

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