就活生なら一度は経験する「グループディスカッション」。GDやグルディスと略されることも。
「効果的なコツはないの?」「どんな対策をすればいいの?」と疑問に思っている就活生も多いでしょう。
そこで今回は、グループディスカッションを5つのコツと効果的な練習方法をご紹介します。
グループディスカッションの5つのコツ
多くのマニュアル本や対策本がありながら、これといったコツが掴みづらいグループディスカッション。
面接ならある程度質問を想定することができますが、グループディスカッションではお題や議論の進め方を事前に想定するのは難しいです。
そこで、どんなグループディスカッションにも応用できるコツを5つに絞って紹介します。
①早め早めに行動する
これに関しては、なかなか自分の意見を言えない人におすすめのコツです。
最初に「どうやって進めていきましょうか?」などの提案をしたり、早めに一回発言したりすることで、場の雰囲気に慣れることができます。
それでも不安な場合は、ちょっと早めに会場に行き同じグループの人と自己紹介などをして仲良くなっておきましょう。
そうすることで、スムーズに議論に入ることができます。
難しいことを言わなきゃいけないのではなく、「コミュニケーションが円滑に進むか」が大事なので、発言のハードルを下げるためにも早めに発言しておきましょう。
②根拠とともに意見を述べる
これは、意識すればすぐに実践できるのでおすすめです。
自分の意見の根拠をつけるだけで、意見が通りやすくなります。
また、根拠を考えているということは、論理的思考力のアピールにも繋がるでしょう。
例え、全部発言しないとしても、意見や考えに根拠をもつことで、曖昧な議論を防ぐことができます。
一つ一つのことに、問いを立て、根拠を考える癖をつけておきましょう。
③時には聞き役にかってでる
時には聞き役に徹することも重要です。
リーダー役として、自分の意見を主張することも重要ですが、時にはその姿勢が傲慢に見え、減点の対象になることもあります。
周囲に目を向け、あまり発言できてない人の意見を聞いたりすることで、その対応力や協調性をアピールすることができます。
また、聞く姿勢や相槌も重要です。
周囲の意見を徹底して聞き、自分で上手く意見をまとめられるとなお良いでしょう。
④ここぞ!というときだけ発言する
これは、聞き役になりがちな人におすすめのコツです。
聞き役になったからこそ聞けたみんなの意見のまとめや、核心をつく発言をすれば、印象に残るでしょう。
周りに同調するだけでなく、的確に反対意見をのべることも時には重要です。
「○○さんは~といっていましたが、私は~と考えます」といったように、他者と比較して意見が言えると、分析力のアピールにも繋がります。
また、発言に他者の名前を入れることでより社交的に見られるでしょう。
このように、大事な時を見極めて、発言の質を高められるといいですね。
⑤みんなで受かるという意識をもつ
グループディスカッションでよくある誤解が、チームで一人だけ勝ち残れるといった、チームのメンバーを敵としてみる考え方です。
しかし、グループディスカッションは、ディベートではありません。 グループディスカッションは戦いではなく、みんなで議論し答えを導き出す、協力戦なのです
そのため、グループディスカッションでは相手を負かす必要はありません。 むしろ絶対にそんなことをしてはいけません。
全員の意見を取り入れる中で、自分ならではの役割を活かし、チームで円滑にコミュニケーションがとれる環境を作っていきましょう。
グループディスカッションの練習法
ここまで、グループディスカッションのコツをお伝えしてきましたが、そのコツをいきなり本番で活かすのは難しいでしょう。
また、グループディスカッションは「テーマ」や「メンバー」によって、流れが変わってくるのでコツの活かし方まで変わってきます。
きちんとグループディスカッションのコツを身に付けるために、実戦経験をたくさん積んでいきましょう。
そこで、グループディスカッションを上達させるための、練習方法をご紹介します。
グループディスカッションセミナーに参加する
これは、グループディスカッションの練習として、最も定番のやり方であるといえるでしょう。
ベンチャー企業や就活イベントでは、グループディスカッションの講習会や練習場が設けられていることがよくあります。
社会人や専門家からアドバイスがいただけるため、貴重な場であるといえます。
また、即興でグループがつくられるため対応力も身に付きます。
就活生で集まって練習する
一番簡単なのは、就活生同士でグループディスカッションの練習をすることです。
しかし、客観的なフィードバックがないので、自分の弱点に気が付きにくいというデメリットもあります。
そこで、その様子を動画で撮り合い、互いにフィードバックをするといいでしょう。
採点の評価基準は「積極性」「論理性」「議論への貢献」「協調性」「時間意識」などがあります。
メンバーは6、7人くらいいればできるでしょう。あまりに多すぎる場合はチーム分けをしましょう。
多く集まったら、採点役を一人設けてもいいかもしれません。採点役になることで、客観的に意見が言えるとともに人事の視点を学ぶことができます。
ただの話し合いにならないよう、きちんと緊張感をもって取り組みましょう。
まとめ
今回は、グループディスカッションを5つのコツと効果的な練習方法ををお伝えしました。
グループディスカッションは一人での対策が難しいので、本番までに練習の機会を設けましょう。
また、きちんとコツを身につけ、万全の体勢で就活に挑みましょう。