【オフィスカジュアルの具体例つき】オンライン面接では何を着ればいい?服装や身だしなみの注意点

新型コロナウィルスにより、SkypeZoomといったツールを使ってオンライン面接を実施する企業が増えています。

オンライン面接時の服装について、スーツ指定をする企業もあれば、服装の指定のない企業もあります。対面型での面接と同じくスーツを着るべきなのか、迷ってしまう就活生も多いのではないでしょうか。

今回は、Web面接における服装は何を着ればいいのかという疑問に答えながら、オンライン面接で気をつけるべきポイントや注意点を解説します。

オンライン面接(またはWeb面接)とは、採用担当者と学生が、PCやスマートフォンを使用して、画面越しにおこなう面接のことを指します。

オンライン面接では、面接会場での作法について、対面形式の時ほど気にする必要がありませんし、面接の流れ自体は、基本的に対面型面接と同じと考えて良いです。

面接時間になったら、通達されたミーティングルームURLにログインし、自己紹介などの挨拶が済んだら、面接官から質問された内容について回答します。

質疑応答が一通り終わったら、最後にもう一度挨拶して、カメラをOFFにしてからミーティングルームから退室すれば面接は終了です。

このように、面接の一連の流れは、オンライン面接と対面型面接で大きな差はありません。

両者の決定的な違いは、面接官が目の前にいるかどうかという点にあります。

また、オンライン面接は移動の必要もなく、自宅でリラックスして面接に臨めます。

しかし、オンライン面接でも最善を尽くすには、対面型面接と同じく、服装・身だしなみを意識する必要があります。

オンライン面接ではスーツ着用は必須?

それでは、オンライン面接でも、スーツを着用する必要があるのでしょうか?

結論から言うと、スーツの指定がない場合は、必ずしもスーツを着る必要はありません。

ただし、「スーツ指定」となっている場合はスーツを着用し、男性はネクタイまでしっかり着用するようにしましょう。

なかには公務員など、服装の指定がなくてもスーツ着用が好ましい場合もありますが、基本的には対面型と同様に、服装に指定がない場合はビジネスカジュアルで問題ありません。

オンライン面接におけるビジネスカジュアルの具体的な服装ついては、あとは後述します。

スーツを着用するメリットとデメリット

しかし、服装自由のオンライン面接では、スーツを着用しても問題ありません。

スーツを着用する一番のメリットは、無難であるということでしょう。

面接の場で、スーツを着用していることに、面接官が不快感を覚えることはないでしょうし、自分が相応しいと思っている服装と、面接官が最適だと思う服装にズレがないか気にする必要がありません。

また、スーツはしっかりと手入れをしていれば、真面目で清潔感がある印象を与えることができます。また、就活モードに頭を切り替えるためにスーツを着用するのも有りでしょう。

ただし、オンライン面接でスーツを着用するデメリットとして、Webカメラに映る範囲という限られた範囲でしか、お互いの姿を見ることができないことがあります。

そのため、画面の半分以上がスーツの黒系の色になってしまうと、画面が暗くなり、圧迫感が出てしまったり、表情も暗く見えてしまう可能性があります。

オンライン面接で使用するツールや、自分が使用するデバイスの設定によっては「明るさの自動調整機能」があります。黒面積が多いことで、それらの調整機能によって、顔やブラウスなどの明るい部分が真っ白になってしまう現象も起こり得ます。

対面式の就職活動であれば全体のバランスを見ることができるため、スーツの色で暗い印象を与えることはありませんが、デジタルの場合は画面に写る色のバランスまで気をつけた方が良いでしょう。

オンライン面接に向いている服装とは?

このように、オンライン面接では、画面越し”でどう見えるかを意識することも大切です。

そこで、オンライン面接に映える、服装・身だしなみのポイントを具体的に解説します。

【 Vネックシャツ+ジャケット】

Vネックのシャツは、首回りがスッキリして、表情がとても明るく見えます。

とくに就活生の場合は、就活をする際に髪の色を暗くしている人が多いと思います。

髪の色も服の色も黒いと、画面上で黒色の占める割合が多くなってしまいます。しかし、首周りをスッキリ見せることで、髪の毛の重たさを緩和させて明るい印象を与えることができます。

Vネックシャツは、シンプルなデザインで無地のものが良いでしょう。

ただし、Vネックシャツ1枚だけでは、カジュアル感が強くなってしまうので、ジャケットを一枚羽織るのがポイントです。ジャケットがあるだけで、ビジネスカジュアルにすることができます。

<注意点>

首元が開きすぎているとだらしなく見えるため、Vネックシャツはあまり襟ぐりが深すぎないものを選びましょう。また、襟がよれていると相手に良い印象を与えないため、普段使いをして消耗しているVネックシャツを着用しないように注意しましょう。

【紺色か黒色のポロシャツ】

ポロシャツは、どちらかといえばスポーティーなイメージを与える服装です。

しかし、黒色か紺色のポロシャツは比較的落ち着いた印象になるため、ビジネスカジュアルの服装として適しています。

さらにポロシャツは通気性が良く、適度な伸縮性があり、型崩れを気にせずに着用することができます。また、座りっぱなしのオンライン面接においても、疲れにくいでしょう。

<注意点>

ポロシャツのボタンは、留めておくほうが無難です。ただ、首が短めで、ボタンを全部留めると詰まって見える人は、ボタンを1つだけ外して首元の縦ラインを強調した方が、見栄えが良いでしょう。

【スキッパータイプのシャツ】

よりビジネス寄りの服装にしたい場合は、襟元の開いたスキッパータイプのシャツがオススメです。

スキッパータイプのシャツとは、襟元にボタンがなく、Vネック状に首元が開いたシャツです。Vネックシャツと同様、顔周りがスッキリと見えるため、オンライン面接でも明るい印象を与えることができます。

 

カーディガンを合わせると落ち着いた雰囲気は損なずに、カジュアルっぽさを出すこともできます。

<注意点>

スキッパータイプのシャツは、商品によっては胸元が出過ぎるタイプもあるので、注意が必要です。面接の前に着用して、必ず胸元を確認するようにしましょう。

オンライン面接での身だしなみの注意点

1.映らない部分にも気をつける

オンライン面接の場合、基本的に画面に映るのは上半身だけですが、それが相手側にはどのように見えているかは把握できません。

そのため、カメラに映る上半身だけスーツを着用して、下半身は映らないからスウェットにするなど、いい加減な身だしなみをするのはやめましょう。ふとしたはずみでスウェット姿の下半身が映ってしまうなどして、面接での評価が下がってしまうリスクがあります。

オンライン面接であっても、対面型と同じように、上半身・下半身ともにしっかり服装・身だしなみを整えるようにしましょう。

2.メイクはいつもより少し濃いめにする

対面型面接ではナチュラルメイクが基本ですが、オンライン面接ではカメラを通すと色味がぼんやりとするため、実際よりも顔色が暗くくすんで見えてしまいます。

また、使用するカメラの解像度や相手側の環境によっては、画像が粗く映って、のっぺりとした顔に見えてしまうこともあります。

そのため、オンライン面接では、いつもより少し濃いめのメイクがオススメです。

もともとの顔立ちの濃さや、髪型にもよりますが、いつもより1.5倍ほど濃いめにメイクをすれば、カメラ越しでも血色が良く映るでしょう。

3.前髪で影を作らない

前髪は顔の第一印象を左右するポイントのため、男女ともに気をつける必要があります。

前髪をおろしていると、顔、特に目元に大きな影が落ちてしまうため、表情が暗く見えて画面写りが悪くなってしまいます。

上げる・固める・横に流すなど、前髪をセットする方法はいろいろありますが、顔に大きな影を作らないように事前にセットしておきましょう。

また、前髪をおろしていても、眉が出ていれば表情は明るく見えます。前髪をあげたくない人は、前髪の長さも調整してみるのも良いでしょう。

4.照明を使用する

オンライン面接を受ける環境によって、服装や身だしなみを整えていても、顔が暗く映ってしまうことがあります。

その場合は、照明を使用することで顔を明るくすることができます。

リモートが普及した昨今は、2〜3千円で購入できるリングライトや、ビデオライトが販売されているため、それらをデバイスにセットすることで簡単に照明をつけることができます。

また、あまりお金をかけたくない人は、100円ショップの白いボードを使って簡単なレフ版を作ったり、スマホのライトを照明がわりにするなど、ちょっとした工夫で顔を明るくすることができます。

自分の画面の写り方に不安がある方は、事前にPCのモニター上に自分を映して確認してみたり、事前にご友人やご家族とテストをしてみるのも良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?オンライン面接が一気に普及したのはここ最近のことですので、どう対策をするべきか不安に感じる就活生も多いのではないでしょうか。

オンライン面接は、移動が入らず自宅で受けられるため、対面型面接よりリラックスすることができます。しかし、対面型と比べて選考基準が甘くなるわけではないので、服装・身だしなみについてもマナーを守ることが大切です。

一般的な面接マナーも参考にしながら、オンライン面接ならではの事前準備もしっかり行って、好印象を残しましょう。

 

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