【コツを掴め!】効率のいい業界研究のやり方とおすすめツール

業界・企業研究

業界研究は、就活の最初の一歩として重要と言われていますが、「就活に必須なの?」と疑問に思ったり、「なにから手を付けたらいいのかわからない!!」という方もいるのではないでしょうか?

そこで、業界研究がなぜ必要なのか、いったい何を調べたらいいのか、効率のいい方法の解説や、おすすめツールの紹介をします。業界研究を積極的におこなって、自分の志望動機をより明確にできるようになりましょう!

業界研究をする目的とは?

そもそも業界研究とは、「業界について調査し、その業界のビジネスモデルや仕事内容を理解する」ことを意味します。

そして、就活において、業界研究をする目的は2つあげられます。

  • さまざまな業界を比較することで、自分の興味のある業界を見つけること。
  • 企業や業界の特徴や仕事内容が、自分の就活の軸や強みと合致しているかを知ること

それでは、業界研究をしたことによる具体的なメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか?

業界研究をするメリット

1.面接やエントリーシート(ES)で大活躍!

まず、面接ESに活かせるということが挙げられます。

幅広い業界を視野に入れて研究することで、数ある業界からその業界や企業を選んだ理由を明確にすることができます。

たとえば、「食に携わりたいため、食品メーカーしか受けていません」と述べるよりも、「食に携わりたいため、食品メーカーの他にも食品原料メーカーや各商社も受けています。しかし、業界研究を進めた結果として、食品メーカーの方が志望度が高いです」と述べる方が、より説得力のある志望動機だと言えます。

このように、幅広い業界研究を行うことにより、その業界を志望する理由が、そのまま志望動機になるためESや面接で自信を持って語れるようになります。

2.志望業界の見直しになる

もし今、ある特定の業界に志望を定めている人であっても、「その業界に本当に行きたいのか?」を見つめ直すことができる、きっかけになります。

業界研究をしないまま、「人気の業界だからなんとなく憧れがある」や「なんとなく給料が高そうなイメージだから」といった、浅い志望理由で就活をした場合、運よく内定がもらえたとしても、入社後にミスマッチが分かって後悔する可能性が高いでしょう。

例えば、実際は営業を一番の強みとしている企業に対し「大手だからそんなにガツガツ営業しないだろう」などと誤った認識をしたまま入社してしまうと、仕事へのモチベーションは上がらないため、就活生・企業双方にとってのデメリットが大きくなってしまいます。

各業界の良し悪しをフラットな目で比較することにより、憧れやイメージではなく、自分の就活の軸や強みに基づいた志望動機を構築するようにしましょう。

3.興味のある・受ける業界が広がる

就活では、企業が求めている人材と、自分の強みとの、「相性」も大事になってきます。

特に日系企業の場合は、その学生がどれだけ優秀かという指標だけでなく、自社に合う人材かという点でも評価する傾向があります。

そのため、どんなにその業界を志望して業界研究をしても、結局は相性の良し悪しという要素を無視して内定を獲得することはできません。

自身の就活の軸や強みをベースとして、幅広い業界研究を行うことにより、該当する業界が複数あることに気がつくことができます。そのため、興味のある業界が増え、「絶対にこの業界に絞って就活する」というような、無内定のリスクを高めるような選択は避けられるでしょう。

業界研究3ステップ

このように、業界研究は後悔のない就活にするためには必須です。

業界研究のやり方は、次に紹介する3ステップをしっかりと意識して行うことで、効率的におこなうことができます。

1.まずは1つの業界全体の動向を知る

世の中にはさまざまな企業があるため、いきなり複数の業界の研究をしようとしても中途半端になってしまうため、かえって効率が悪くなります。まずは1つの業界をしっかり調査して、特徴を深掘りしていくことに慣れることが効率的に業界研究をするコツです。

まず、はじめに知っておきたいのが、その業界の大まかな動向です。

どれ位の規模なのか?業界の代表的な企業はどこなのか?企業ごとの特徴や違いがあるのか?どういった推移で展開しているのか?最近話題になった業界ニュースはあるのか?

など、まずはその業界の大まかな動向を知りましょう。

面接では、「なぜ、うちの会社を選んだのですか?」など、その企業を選んだ理由についての質問が必ずされます。その質問の意図は、就活生の志望度を確認するためです。

そういった質問をされた際に、業界や企業への理解が浅く、特徴をしっかりとつかめていないと、志望度が低いという印象を面接官に持たれる可能性があります。

また、業界で最近話題になっているニュースや、その理由についても同様で、その業界を志望しているのにも関わらず、最新の情報を把握できていないと志望度が低いと判断される可能性があります。

そのため、「〇〇企業が、最近話題になっているな」で終わらせるのではなく、どんな理由で話題になっているのかまで、調べて理解しておくようにしましょう。そうすることで、しっかりと業界研究を行っているという面接官へのアピールにも繋がります。

2.業界の利益構造や今後の展開について調べる

業界についての大まかな動向がつかめてきたら、次は、業界の詳しい仕組みや仕事内容、現状の課題と今後の展開などを調べてみましょう。

業界の仕組みについて、特に理解しておきたいのが、その業界の利益構造(ビジネスモデル)です。つまり、その業界の企業がどのようにしてお金を稼いでいるのかを調べます。

たとえば生命保険業界であれば、「保険契約者の予定死亡率と、実際の死亡率との差から生まれる死差益が利益の大半である」という利益構造になっています。

また、現状の課題と今後の展開については、アパレル業界であれば、「景気の低迷により、ファッションの消費の減少や、国内アパレル市場の縮小しているのが問題だ」とか、「アフターコロナに向けて、インバウンド需要が戻ることを期待するだけでなく、海外向けECサイトの開設、海外での実店舗の設置など、海外展開を積極的に進めるべきだ」といったことです。

3.複数の業界を調査する

業界の細かい仕組みまで調べることができるようになり、業界研究に慣れてきたと感じたら、他の業界も調査してみましょう。

世の中には、自分が想像している以上に数多くの業界が存在しています。業界研究を怠ると、自らのキャリアの可能性を狭めてしまう場合もあります。しかし、このときに重要なのは、自分が興味を持った業界との共通点も探してみるということです。共通点を探しながら業界研究をすることで、自分はその業界のどこに惹かれたのかという理由が明確になり、志望動機に説得力が加わります。

補足:自己分析について

これまで業界研究の方法について解説してきましたが、自己分析の重要性も忘れてはいけません。

自分が向いていること、本当にやりたいこととは何か? 企業選びの軸や自身の強みをしっかりと理解した上で業界研究を行うと、説得力のある志望動機を作成することができます。

業界研究に使える!おすすめツール

ここまでで、業界研究のやり方について、大まかに理解できたと思います。

しかし、実際にどのようにして情報を集めればいいのかが分からないという方も多いと思います。そこで、業界研究におすすめのツールもご紹介します!

1.業界団体のホームページ

業界の情報を集めるためには、まずは業界団体のホームページを閲覧してみることをお勧めします。各業界に属する企業が、加盟している団体(組合、連合会、協会)のホームページを探し、業界全体の動向などに関する情報が載ってないか調べてみましょう。インターネットでは常に情報が更新されるため、定期的にチェックすることをおすすめします。

2.就職情報サイト

就職情報サイトは、業界の全体像を理解したいときに適しています。採用情報や業界の動向など、就活に必要な情報が網羅的に紹介されており、就活に役立つ情報を知ることができます。

3.本や新聞、ニュースを利用する

新聞やニュースサイトでも、業界についてのタイムリーな情報を入手することができます。

面接で時事に関する質問をされることもあるので、社会情勢には常にアンテナを張っておくようにしましょう。

また、業界についての情報が載っている本を参考にするのも有効です。

「就職四季報」や、「業界地図」、「会社四季報」などの業界本などがあります。

「就活四季報」に関してはこちらのページから購入できるので気になった方は買ってみてください!

4.企業の合同説明会に参加する

企業が主催する説明会や、複数の企業が参加する合同説明会に参加することで、様々な企業で働く社員の声を聞くことができます。あらかじめ業界研究をしておくことで、実際の業界の雰囲気やイメージに大きな齟齬がないかを確認することもできます。

5.OBと直接相談できるアプリを利用する

業界についての情報収集をする際に、最も効率が良いのは、社会人と直接お話をする方法です。説明会などの場で聞ける社員の声とはまた違った、リアルな声を聞くことができるため、どのような業界なのかイメージがより具体的につかめます。

しかし、自分の所属するコミュニティのツテで探すOBには限りがありますし、OB訪問をお願いするハードルも高いと思います。

そこでおすすめなのが、OB訪問アプリを利用することです。OB訪問アプリを利用することで、大学に関係なく気軽に社会人と会うことができます!

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まとめ

今回は、業界研究が就活に必須の理由と、そのやり方やおすすめツールについて説明しました。

企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいため、就活では、ただ自己PRをするのではなく、企業が求めている会社に貢献できる人材であることをアピールする必要があります。

しっかりと業界研究を行うことで、企業が求めている人材を知ることができます。志望企業に評価される自己PRや志望動機を考えるためにも、就活のなるべく早い段階で業界研究を行うようにしましょう!

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