本選考の面接まであと一週間。面接の準備は大丈夫できていますか?
「どんな質問がくるかわからない!」「どんな流れで面接が行われるのかわからない!」と不安に思っている就活生も多いと思います。
そこで今回は、面接の基本的な流れや、おさえておきたいポイントについてご紹介します。
基本をおさえ、きちんと準備してから面接に臨めるようにしましょう。
就活面接での基本的な流れとポイント
そもそも就活の面接はどのような流れで行われているのでしょうか?
質問内容は企業によって異なりますが、就活の流れは基本的にどの同じように行われています。
今回は面接が始まる前の受付から退室までを3つのステップにわけて、ポイントとともに解説します。
①受付から控え室まで
多くの会社では、面接の前に面接の受付を行うことになります。受付がない会社でも、内線電話で連絡があったり、案内が書いてあったりするので、臨機応変に指示に従いましょう。
【受付から控え室までの流れ】
1.受付の人に要件と名前を伝える。
2.案内を聞く。
3.控え室で待機する。
4.呼ばれたら入室する。
ポイント①早めについて落ち着いて受付を済ます
面接室に入ってからではなく、会社についた時から社員の方は態度やマナーを見ています。
会社についてからが面接だという気持ちで気合いを入れて臨みましょう。
また、面接会場には指定時間の10~15分前には着くように早めに行動しておきましょう。当然、遅刻は厳禁ですが、1時間前など早過ぎてしまうのも会社側に迷惑がかかってしまいよくないでしょう。
受付では「面接に伺いました、○○大学の○○です」と、要件と名前を簡潔に伝えましょう。受付をしている人も社員の一人ですので、笑顔で礼儀よく挨拶をしましょう。
ポイント②控え室で油断しない
先ほどもお伝えしましたが、会社に入った瞬間から社員の人は就活生を見ています。控え室についても気を抜かないように気を付けましょう。
具体的には、携帯電話をいじったり、周囲の学生とおしゃべりをしたりするのはよくないでしょう。ほかにも落ち着きのない行動はマイナスの印象を与えることになってしまいます。
配布された資料を見たり、用意した質問への答えや逆質問を見直すなどして静かに過ごしましょう。
また、トイレに行ってシャツのしわや髪形など身だしなみの最終チェックを行うのも良いかもしれませんね。
②入室のとき
控え室で名前を呼ばれると、いよいよ面接室に入って面接が始まります。入室してからの第一印象は面接官も重視しているため、緊張感をもって面接に臨みましょう。
【入室のときの流れ】
1.ドアを3回ノックする。
2.両手でドアを開け、「失礼いたします」と会釈しながら入る。
3.閉める時は、面接官に完全に背中を向けないようにしてドアをしめる。
4.その場で面接官に向かって「よろしくお願いします。」とお辞儀する。
5.椅子の横に移動し、聞かれたら名前を述べて「本日はよろしくお願いします」と挨拶する。
6.「どうぞ」と言われたら「失礼します」と会釈をして着席する。バックは椅子の横に置き、コートはその上にたたんでのせる。
ポイント③第一印象を大事に
面接官の中には、一目みて合格・不合格を決める人もいます。
緊張しているとは思いますが、面接室に入るときの声の大きさ・お辞儀・表情はとても需要です。きちんと意識して臨みましょう。
特に、挨拶とお辞儀が同時にならないように、挨拶をしてからお辞儀を深くできるよう、練習しておきましょう。
③退室のとき
面接が終わって、ほっとしてしまうと最後の最後でやらかしてしまうかもしれません。退室時も失礼がないよう、最後まで気を抜かないようにしましょう。
【退室時の流れ】
1.面接官の「本日の面接は以上です。お疲れ様でした。」という面接終了の合図を聞く。
2.座ったままで「本日はお忙しい中、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。」とお礼を述べて、お辞儀する。
3.椅子の横にたったら、「失礼いたします」と一言述べて深く一礼する。
4.荷物をもってドアの前まで移動する。
5.ドアの前で「失礼します」と述べて一礼する。
6.面接官に背中を向けず会釈をしながらドアをしめる。
ポイント④最後の最後まで気を抜かない
面接ではドアを閉めるまですべて見られています。
質問自体は終わっていても、ドアを閉める瞬間まで気を抜かないようにしましょう。
また退室の際は、前を向き面接官としっかりアイコンタクトをとってドアを閉めましょう。くれぐれも面接官に背を向けないように、注意してください。
さらに、気を抜いてドアを閉めるのが雑になり大きな音を出さないように、静かにドアを閉めましょう。
面接でのよくある疑問
ここまで、面接での流れやポイントなど基本的なことについてお伝えしてきましたが、まだまだ面接について細かな疑問が残る就活生も少なくないでしょう。
そのためここからは、面接を受ける前に就活生がいだきやすい疑問を解消していきます。
自分が就活の面接で疑問に思っていることがあれば、ぜひ参考にしてください。
何分前につくべき?
面接日当日、何分前に着くべきなのかよくわからないですよね。
ですが、先ほどもお伝えした通り、10分前に着くのが一番適当な時間といえます。
それまで何度か企業に訪れたことがあり、確実に到着できるのであれば5分前でも問題ありませんが、初めて訪問する企業だとと、電車が遅れたり道に迷ったりしてしまうとぎりぎりの時間になってしまいます。
一方、あまりにも早く行くと、面接担当者に迷惑をかけてしまうかもしれません。30分前までは早すぎるといえるでしょう。
ですから、15分前から5分前の間に到着できるようにしましょう。
いずれにしても大切なことは「相手の立場を考えて行動できるか」という点です。
遅刻するのは厳禁ですが、早く到着してしまったのであれば、「申し訳ありません。少し早く着きましたので、待たせていただいてよろしいでしょうか」と言えば問題ないでしょう。
どのくらいの時間がかかる?
それでは、一回の面接はどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
結論から言うと、控え室で待機している時間も含めて30分から1時間程度の面接が多いです。
このくらいの時間があれば、面接官はエントリーシートの内容を聞きつつ、追加で質問もでき、就活生からの逆質問にも回答できます。
また、就活生も緊張した状態で1時間以上話すことは厳しいため、適切な時間とされています。
面接の時間を想定する場合は、約1時間だと思っておいて大丈夫でしょう。
一回の面接での質問数はどのくらい?
では、一回の面接ではどのくらいの質問をされるのでしょうか?
企業によって異なり一概には言えませんが、面接での質問数はだいたい7.8問が多いです。
この7.8問の中で、エントリーシートのことに触れながらも気になることを追加で聞くことができます。
どんな質問をされるのか具体的に知りたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
(面接の質問例)
ですから、少し多めの10個前後質問を想定し、その回答も用意しておくと余裕をもって面接に挑めるでしょう。
まとめ
今回は、面接の基本的な流れや、おさえておきたいポイント、面接の疑問について紹介しました。
正直就活中は多くの面接をこなしていくことになるでしょう。
基本的な流れを完璧に理解して、落ち着いて面接に挑めるよう、しっかりと準備しましょう。