就活生なら一度は耳にしたことがあるインターンシップ。
「インターンシップって意味あるの?」「どのくらいの期間で、どんなに内容なの?」「選考に有利になるとも聞くけど本当?」と疑問に思っている人はいませんか?
そこで、今回は、インターンシップとは何か、その意味や目的、種類を徹底解説します。
インターンシップとは?
まずはインターンシップとは何かを理解しましょう。
文部科学省のウェブサイトよると、インターンシップとは、「学生が在学中に、企業等において自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」と定義されています。
つまり、インターンシップでは、学生が就業前に、興味のある業界や企業で実務を経験できる制度のことです。
近年様々なインターンシップが開催されており、参加率も増加傾向にあります。
インターンシップの意味って?
それでは、わざわざインターンシップに参加する意味はあるのでしょうか?
ここでは3つの意味を紹介します。
業界研究や企業研究を深められる
インターンシップは、業界研究、企業研究の1つの方法です。
説明会やインターネットでは得られなかった情報を得ることができ、その業界や企業についてより深く理解することができます。
また、実際の職場で働けたり、社員の方と交流する機会もあるので、会社の文化や雰囲気もわかってくるでしょう。
仕事のイメージがつきやすい
インターンシップでは実際の職場で職業体験ができることも多く、どのような会社かをより深く理解できるため、入社してからのイメージがつきやすくなります。
また、実際の仕事に近いことを体験できるため、その仕事に対する自分の向き不向きも見極めることができます。
就職活動の準備ができる
インターンシップでは、参加するために面接やエントリーシートの提出が課される場合もあります。
また、インターンシップ中は、社会人としてみられることも多く、自然と社会人としてのマナーが身に付けられていくはずです。
このように、インターンシップを何社か経験することで、就職活動本番にむけて、必要なスキルを身に付けることができます。
インターンシップの種類
ここまで、インターンシップの意味を紹介してきましたが、インターンシップと一言で言っても、実はその種類は様々にあります。
そこで今回は、1dayインターンシップ、短期インターンシップ、長期インターンシップ、海外インターンシップの4種類を解説していきたいと思います。
それぞれの特徴を理解していきましょう。
①1dayインターンシップ
1dayインターンシップは、名前の通り1日で全てが完結するインターンシップです。
他にも「ワークショップ」や「1日体験イベント」などの名前でも開催されています。
内容としては、実際に働くというより、グループディスカッションを行ったり、社員との座談会が行われたりと、説明会をより深く掘り下げたような形態のものが多くあります。
学校の授業やアルバイトの合間など、忙しくても比較的参加しやすいです。
面接などの特別な選考等もないことが多いため、気軽に参加することができます。
②短期インターンシップ
短期インターンシップは開催期間が2〜5日のものが多いです。
内容としては、その企業が扱うプロジェクトや直面する課題をテーマにして、グループワークやプレゼンテーションを行います。
比較的有名な企業が開催することも多く、早期選考の目的まであるんです。
例えば、人事担当者がどの学生が優秀なのか、社風にあっているのか、を評価していたりします。
そして、インターンシップの成績がその後行われる選考に影響したり、内定に繋がったりするのです。
そのため、参加に際して、書類選考や面接等が設けられることが多いです。
③長期インターンシップ
長期インターンシップは、数か月~1年の期間で行われるインターンシップです。
最近、中小企業やベンチャー企業で行う企業が増えていて、内定直結型のものもあります。
内容としては、企業の一員として実際の業務を行うことができます。時給や日給などの形態は様々ですが、有給の場合がほとんどです。
業務内容も幅広く、営業、マーケティング、ライターなど様々な仕事があります。
「ビジネスマナー」「言葉遣い」など社会人になっても役立てられるような実践的なスキルが付くのも長期インターンの特徴です。
参加の際には、面接が行われることが多いようです。
④海外インターンシップ
海外インターンシップは、名前の通り海外で行われるインターンシップのことを指します。
海外インターンシップ先として、アメリカとカナダの北米圏、ベトナム、タイ、カンボジアといったアジア諸国などを中心に、その活躍の場は世界中にあります。
また、学生だけでなく、社会人も参加できるのが特徴です。
海外ということもあり、外国の企業が実施していることが多いですが、日本から申し込める場合もあります。
「将来、外資系企業で働きたい」「英語を活かして仕事がしたい」と考える学生は、視野に入れてみるといいかもしれません。
インターンシップは内定につながる?
では、インターンシップは内定につながるのでしょうか?
単刀直入に言うと、すべてのインターンシップが内定につながるわけではありません。
先ほど説明した通り、短期のインターンシップに参加した場合も、多くの学生が参加する中で、優秀な成績をおさめなければ早期選考にはつながりません。
しかし、結果的にインターンシップは就職活動において有利になります。
インターンを通じて、業界や職種をより深く理解したり、新たな知識を得たり、具体的なスキルを身につけることで、エントリーシートや面接でのネタにできるでしょう。
また、人事の人に覚えてもらうチャンスでもあります。例え、ずば抜けていい成績が残せなくても、人柄や雰囲気など何かしら印象を残せるかもしれません。
まとめ
今回は、インターンシップの意味や目的について説明しました。
このように、インターンシップには様々な種類があります。
目的に合わせて上手にインターンシップを活用し、就職活動に活かしていきましょう。