企業選びをするときに、「大手志望」という声はよく聞きますが、一方でベンチャー企業を志望する「ベンチャー志望」も当たり前の選択肢になってきました。
「大手」と「ベンチャー」、よく聞く言葉ですが、いったいどちらに入社した方がいいのか悩んでしまいますね。
そこで、この記事では二つの会社の違いやメリットを比較していきたいと思います!
ベンチャー企業とは何か
そもそもベンチャー企業とはどんな企業なのでしょう。
ベンチャー企業には明確な定義はありませんが言葉にすれば、既存の大企業には実現が難しい新しいビジネスを展開している企業のことを指します。
似た言葉で「スタートアップ」の企業もありますが、これは「新しいビジネスによって急成長を目指す企業」というニュアンスの強い企業のことです。新しいビジネス形態という点に特徴があり、ベンチャー企業よりも限定された企業になります。
大手企業の特徴・メリット
まずは大手企業の持っている特徴をみていきましょう。
大手企業には以下のようなメリットがあります。
大規模なプロジェクトに参加できる
大手企業では展開している事業の規模が大きいので、一つのプロジェクトであっても億単位の金額が動く規模になることもあります。
実際に社会に与える影響が大きいプロジェクトも多いので、責任もありますが、そのぶん大きなやりがいを感じられるでしょう。
充実した教育制度
大手企業では新人をどのように教育するかという教育システムが整っています。
過去のノウハウの蓄積もあるので、困った事態が起こってもどうしていけばいいのかわかることが多いでしょう。
また、新人研修を長い期間かけて行う企業がほとんどなので、安心して仕事を覚えることができます。
就労規則が整っている
「ブラック企業」という言葉を聞くこともあると思いますが、大手企業では働き方改革の実践に積極的に取り組んでいる企業が多いです。
「定時にしっかり帰りたい」「有給や育休をちゃんと取りたい」という方は、そういうことを売りに出している企業もあるので調べてみるといいでしょう。
ブランド(社会的信用)がある
大手企業ではこれまで築いてきた実績があるため、その社会的な知名度や信頼を使って仕事をすることができます。相手に与えられる信頼度も大きいです。
営業など現場だけではなく、転職をしたくなったときなどにも企業の名前を借りて自分をアピールすることができるため、有利な状況に立つこともできます。
ベンチャー企業の特徴・メリット
つづいてベンチャー企業についてもみていきましょう。
比較的、社員数数が少ないベンチャー企業では、大企業とは違ったメリットがあります。
意思決定のスピードが速い
ベンチャー企業は社員数が少ないため、一つのことを決めるスピードが速いです。
新人であっても先輩関係なく意見を言いやすい環境が多いので自分の意見が事業として決まっていくなんてことも、大手企業よりも簡単にできます。
昇給・昇進の可能性をつかみやすい
ベンチャー企業では昇給や昇進のシステムもゆるやかであることが多いです。
そのため、基本的にその人の努力次第で昇給や昇進のチャンスをつかみ取ることができます。
その人の成果次第では若いうちからどんどん昇進して役員になったり、なんてこともありえます。
幅広い業務に取り組むことができる
ベンチャー企業では、仕事の量と比べて社員の数が少ないです。
そのため、大手企業のように作業を役割ごとに振り分けるのではなく、自分自身がその仕事全体をこなしていくことになります。
自分で仕事をこなしていくため、一つの仕事に対するやりがいは大きいです。自分で何事もこなしていきたいタイプの人にはとても合うと思います。
あなたは何を大切にしたいか
ここまで大手企業とベンチャー企業の特徴やメリットをそれぞれみてきました。
大きくまとめると、大手企業は積み上げられてきた実績の中で着実に自分を成長させられる、安定した環境。
ベンチャー企業は少ないメンバーの中で自分から何事にも挑戦して成長をつかみとれる、スピード感があります。
どちらにもメリットはありますが、もちろんデメリットもあります。
大手企業ならば、大規模ゆえの規則の多さや伝達速度の遅さ、ベンチャー企業ならば人員が少ないゆえの業務量の多さなどが挙げられます。
どちらの特徴もしっかりととらえてうえで、「じゃああなたはどんな環境ならば一番イキイキと働くことができるだろうか」と考えてみてください。
その自己分析をしっかりとすることで、大手企業とベンチャー企業どちらに行けばいいのかもわかってきます。自己分析の仕方については、このサイトでも記事を出しているので、そちらもぜひご覧ください!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は大手企業とベンチャー企業についてみてきました。
ぜひ多くの企業を分析しながら良い出会いをしてください!