こんにちは!
就活が始まったらまず参加するイベントの一つに「合同説明会」、いわゆる「合説」があります。
一度のイベントで様々な企業に出会うことができる大きなチャンスですが、回り方次第でその価値を無駄にしてしまう可能性があります。
この記事を書いている僕自身も合同説明会にいくつか参加していましたが、今振り返ってみるともったいない回り方していたと後悔しています。
そこで今回は、僕の失敗談をもとに「合同説明会での賢い回り方」を紹介していこうと思います!
「なぜ合同説明会に参加するの?」といった記事もありますので、合同説明会に行くか迷っている方はそちらも一緒にご覧ください
僕がやってた回り方(失敗談)
まず初めに僕がどんなふうに合同説明会を回って失敗してきたのかをお話ししたいと思います。
これは僕の体験談ですが、多くの就活生も同じような回り方をしてしまっている可能性が高いです。
1 見たい業界を絞ってしまった
就活解禁当時、僕は志望する業界を広告業界だけと、非常に狭い業界に絞りすぎてしまっていました。
もともと広告業界に興味を持っていた僕は、出展ブース一覧の中から「広告」という文字だけを探してピックアップをしていました。
その結果、見ている企業はどこも似たような内容のところばかり…
一回の合同説明会に参加している企業も探していると数社のみですのが、それを回り終わってしまった後の事は全く考えていませんでした。
結局、多くの企業が参加していたのに持ち帰った資料はほとんどが広告業界のものばかり。
他にどんな企業があるのかよくわからないまま終わってしまいました。
2 人気のある企業の席の争奪戦
一応、合同説明会に参加する中で広告以外のブースにも目を向けてみようと考えてはいました(あくまでおまけみたいな感覚でしたが…)。
そこで広告業界以外のブースも見てみるのですが、ここでもあまりよくない回り方をしていました。
回っていく中でも、話を聞いてみようと思う企業は
「名前の知っている企業(ある程度の知名度)」
「パッと見て面白そうと思う企業(装飾が凝っている、宣伝の仕方が特徴的)」
「よくわからないけれど人がいっぱい集まっている企業」
のどれかになってしまったのです。(これらの企業が悪い訳では決してありません。僕の周り方が悪かったのです)
そうすると何が起こるかというと、他の就活生も考えることは同じで一つのブースに対して大量の就活生が押し寄せてくるのです。
説明が始まる10分前なのに立ち見まで出ている…
なんて企業ブースの中で「いかに早く前の席を勝ち取るか」といった席争奪戦を繰り広げてしまっていました。
3 なんとなくぶらぶら歩く
前もって見たい企業を調べてみても、いざ合説に参加してみると狙っていた企業は早くに見終わってしまいます。
目的を失った合説でとる手段は少なく、帰るかとりえあずどこかを回ってみるしかありません。
会場内を歩いてみると様々なブースの人から声をかけられます。
しかし、いざそのブースで話を聞いてみるかと考えると
「よく知らない企業だし」
「興味のない業界だし」
「なんか違うな」
などといろいろと言い訳をつけて、結局そのブースに入りませんでした。
どこかいい企業はないか、とぶらぶらと会場内を歩き回って時間を無駄遣いをしていました。
結局、ブースはいっぱい出ているけれども回った企業はほんの少し…。
時間と体力を無駄にしてしまったような気になり帰路についていました。
提案したい回り方
さて、ここまで僕の実体験をもとに話をしてきました。
これから皆さんにも是非参考にしてもらいたい合同説明会の賢い回り方を紹介していきます。
一番伝えたいことは「これまで知らなかった企業に出会うための合同説明会」にしてほしいということです。
様々な企業を見たうえでやっぱりどの業界がいいのかをあらためて吟味してみる。
そうすることで自分の中で深く業界分析ができますし、面接で話すいい材料にもなります。
合同説明会とは多くの企業と出会うことができる貴重な場です。
なので、合同説明会ではこれからの就活のためにも視野を広げることができる回り方が賢い回り方だと思います!
それでは3つ紹介していきます。
1 自分の興味の「ない」企業を書き出してみる
まず、やってみてもらいたいことは「自分が全く興味がない業界が何なのか書き出してみる」ということです。
そして合同説明会に行ったら、その書きだした業界の企業のブースに足を運んでみるのです。
合同説明会で広告業界だけを見ていた僕なのですが、あとでナビサイトなどを見ていた時に気が付いてしまったんです。
「合同説明会でブースに行かなくても結局ナビサイトで調べていただろうな」と。
自分の興味のある業界だったら合同説明会の場を借りなくてもどんな企業か調べますし、直接足も運びます。
合同説明会ではすべての情報を手に入れられるわけではないので、結局はその企業の説明会にも参加しなくてはいけません。
なので、合同説明会ではあえて自分が興味のなかった企業の話を聞いて、その業界が本当に自分に興味がないのかを吟味してみてもらいたいです。
「なんとなく毛嫌いしていたけど、聞いてみたら思ったよりいいじゃん」
「やっぱりこの業界の話は聞いても興味を惹かれないから受けない」
こういう判断をして業界選びの選択肢を吟味してもらいたいです。
2 空いているブース、声をかけられたブースに突撃してみる
合同説明会は「回ろうと思えばたくさんの企業が回れる」というメリットがある反面、「適当に流せばほんの数社で終わってしまう」恐ろしさがあります。
大規模な合同説明会では数百社の企業が参加もしますが、そのたくさんの企業と会える機会を自らつぶしてしまうことはもったいないです。
世の中には自分が知らなかっただけですぐれた企業が数多く存在しています。
あなたがアンテナを張った分だけ多くの有益な情報を合同説明会の中で得ることができます。
ですので、ぜひ時間を余すことなく活用するためにも空いているブースや声をかけられたブースには突撃してみましょう。
とくに声掛けが盛んなブースや活気のあるブースはそれだけ新卒採用に乗り気だということでもあるので、雰囲気を知るためにといった感じで一度覗いてみると意外な出会いに巡り合えますよ!
3 業界や仕事以外に「福利厚生」や「利益率」など会社選びの軸を広げてみる。
視野を広げてみるために、企業選びの軸を広げてもらいたいと思います。
実際「この仕事がやりたい」と思って入社したものの、思っていた仕事と違う、というギャップを感じてしまうことも多くあります。
逆に、仕事内容はあまり興味がなかったけど、働いてみたら意外といいところだった、なんてケースもたくさんあります。
合同説明会の時点では企業選びの軸は多くあっていいです。
仕事内容・社風・福利厚生・利益率など、軸を増やしてみて、「なにか引っかかるものがあれば説明会に参加してみよう」という気軽な気持ちで参加してみてもらいたいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
合同説明会での賢い回り方を提案させていただきました。
みなさんには僕の失敗を参考にぜひ有意義な合同説明会にしていただきたいです!
それでは就活がんばってください!