就活生なら誰しも一度は行ったことのある合同説明会。
様々な企業の情報を知ることができるため、具体的に就職先を決めていない段階でもとりあえず参加することも多いと思います。しかし実際は、合同説明会での振る舞いや質問の仕方が企業の社員に見られているんです。
しかし、「合同説明会でどのような質問をすればいいかわからない!」「どういうことに気を付けて質問すればいいかわからない!」となかなか質問できずにいる就活生も多いと思います。
そこで今回は合同説明会で質問する際のポイントやしておくべき質問例についてご紹介していきます。
合同説明会での質問の基本をマスターし、きちんと質問できるようにしておきましょう。
合同説明会で質問するメリットはあるのか
合同説明会は多くの学生が集まり、質問しづらい空気の時もありますよね。
ではそもそも、合同説明会で社員の方に質問するメリットはあるのでしょうか?
結論から言うと、合同説明会で質問するメリットは3つあります。
①社員の方に覚えてもらえる
メリットの1つ目は、社員の方に自分のことを覚えてもらえることです。
先ほどお伝えした通り、合同説明会は多くの学生が参加し、その中で質問することは少し勇気のいることかもしれません。しかし逆に言えば、その中で自分から質問ができる人はとても少なく、またセンスの良い質問ができる学生はとても限られています。
つまり、しっかりとした質問をするだけで来場者の中の優秀層の学生にになれるのです。
さらに、説明会に来ている社員は、人事の人であったり、その年の採用に関わっていることが多いです。そのため、きちんと質問することで採用担当の人に印象を残すことができます。
是非「デキる!」と思わせる質問及びその受け答えをし、自己PRしていきましょう。
②自分の知りたいことを聞ける
自分から質問することで自分が聞きたいことを聞くことができるのもメリットといえるでしょう。
どうしてもネットや就活本などは不特定多数の大人数に向けて発信されているため抽象的な情報が多くなります。
そのため、生の社員の声を聞くことで、普段は知ることができない貴重な情報を聞くことができるのです。
どうしても大人数の前で質問するのが難しい場合は、説明が終わった後に個別に質問するのもいいですね。
実際に働いている社員の話を聞ける機会はとても限られています。その機会を十分に活かしましょう。
③選考で有利になるかもしれない
勇気をもって質問することで、社員の人に印象を残すことができ、その後の選考で有利になることもあるようです。
とくに鋭い質問や企業の情報をよく知った上で考えられた質問をしてきた学生を、特別ルートで選考に案内するということは実際にあります。
ぜひできると思わせる質問をして、好印象を残し、その後の選考を有利に進めていきましょう。
質問するときに気を付けておきたいポイント
では、実際に印象に残る学生は、質問するときどのようなことに気を付けているのでしょうか。
今回は質問するときに気をつけておきたいポイントを2つ紹介します。
ポイントをしっかりおさえ、より好印象を与えられるようにしましょう。
①質問は30秒ほどに簡潔にまとめる
大人数の前で質問するときには、自分だけの時間ではないことを忘れないようにしましょう。目立とうとして自分だけ長く質問してしまっては、逆に悪い印象を与えかねません。
具体的には、質問は30秒程度に収められるように用意しておきましょう。
また、余計な前置きはせず、聞きたいことを一言にまとめましょう。どうしても、質問の背景を伝えたいときは、質問内容を言ってから、「というのも~」と続けましょう。
さらに、一度に複数質問しないようにしましょう。合同説明会の時間は限られていますし、質問をしたい学生はあなたのほかにもいるかもしれません。どうしても聞きたい場合は、許諾をとってからにしましょう。
②質問する前のマナーに気をつける
企業の方が「質問はありますか?」ってから質問するまでの態度にも気をつけましょう。質問したい学生が多い場合、態度が悪いと質問させてもらえないかもしれないからです。
質問しておくべきこと
それでは実際どのような質問をしたらいいのでしょうか?
今回は合同説明会で質問しておきたい質問を20こ選びました。
自分が興味ある質問を選び、用意しておきましょう。
業務について
・入社後に何か必要となる技術はありますか?
・今までに成し遂げたことを教えてください。
・今後のどのようなことが目標になりますか?
・仕事をする上で、一番やりがいを感じるのはどんな時ですか?
・仕事をしてきて一番成長した点を教えてください。
・入社前と入社後でギャップがあったら教えてください。
・入社後すぐはどのような業務を担当しますか?
職場の雰囲気について
・この会社を選んで一番よかったと思うところはなんですか?
・社内の雰囲気や社風はどのようなもですか?
求められる人物像や素質について
就職活動について
その他
・御社の強みと弱みはなんだと思われますか?
・仕事をするにあたり、どんなことを心掛けていますか?
質問すべきではないこと
先ほどお伝えした通り、合同説明会で質問するときは大人数の前で質問することになります。
そのため、質問する内容には気を付けておきたいところです。
そこで逆に、避けておきたい質問の例を紹介します。自分がしようと思っていた質問が当てはまらないか確認してみてください。
①自分だけに当てはまる質問
何度も言っている通り、合同説明会はみんなの場です。みんなに役立つ質問をするようにしましょう。
自分だけに当てはまるような質問をしてしまっては印象が悪くなってしまうので気を付けてください。
〈質問例〉
・○○大学からも採用はありますか?
②調べればわかるようなこと
企業のホームページや就活本に書かれていることをわざわざ貴重な場で聞くのはやめましょう。
企業側からしたら、「そんなことも知らないで本当に興味があるのかな」と疑問に思ってしまいます。
合同説明会に行く前に気になる会社については一通り調べておくようにしましょう。
〈質問例〉
・海外展開はされていますか?
③企業にとって答えにくい質問
企業にとってマイナスになるようなことやネガティブな内容の質問も避けましょう。
企業側に悪い印象を与えてしまう可能性が高いです。
〈質問例〉
・離職率はどのくらいですか?
・残業はどのくらいありますか?
まとめ
今回は、合同説明会で質問する際のポイントやしておくべき質問例20選を紹介しました。
多くの学生がなんとなく参加してしまっている合同説明会。
きちんと質問を用意し、みんなの前で質問することによって、周りの就活生に一歩差をつけてみませんか?